下肢静脈瘤

下肢静脈瘤

足が痛い・足がむくむ・足がつる・足が重だるいとお悩みの方はお気軽にご相談ください

足が痛い・むくむ・つる・重だるい・かゆいなどの症状は下肢静脈瘤の可能性もあります。

下肢静脈瘤は、足の静脈内にある弁が壊れて血液が逆流してしまい、足に溜まってしまう病気です。血管が腫れてこぶ状に膨らむなどさまざまな症状があります。気になる症状がある場合には当院までご相談ください。
 

下肢静脈瘤の主な症状

1. 足がだるく、重い。
2. こむらがえり(就寝中に足がつる)
3. 痒み
4. 夕方に足がむくむ
5. 色素沈着(皮膚が黒ずむ)
6. 潰瘍
など
 

下肢静脈瘤の検査と治療

検査はエコーにより診断をつけます。痛みを伴わず、来院当日に検査可能です。足に違和感があり、下肢静脈瘤が心配の方は、まずはエコー検査をお勧めします。検査結果により、治療法(圧迫療法、硬化療法、レーザー治療、グルー治療)を選択します。

<圧迫療法>

下肢静脈瘤に伴う症状は、弾性ストッキングを着用することにより緩和されます。

しかし、この圧迫療法で下肢静脈瘤そのものが治るわけではありません。あくまでも症状を一時的に軽減させたり、進行を遅くしたりする目的で行われます。そのため、症状が悪化した際には、その他の治療法が必要になります。

また、他の治療法の補助療法として、術後に弾性ストッキングによる圧迫療法が必要となります。

<硬化療法>

網の目やクモの巣のような程度の軽い静脈瘤に対して行います。静脈瘤のある部位に非常に細い針で硬化剤という薬剤(ポリドカスクレロール)を注入してから、弾性ストッキングと弾性包帯で圧迫し、血管を潰して固めてしまう治療法です。10分程度で施術可能です。

治療後に茶褐色に変色する色素沈着を起こすことがありますが、半年程度で徐々になくなっていきます。

<レーザー焼灼術/グルー治療>

レーザー焼灼術は、静脈瘤の原因となる「逆流している静脈」をレーザーを用いて焼きつぶしてしまう方法です。下肢静脈瘤に伴う症状があり、大伏在静脈(足の付け根から足首)と小伏在静脈(膝の裏から足首)に逆流がある場合に適応となります。

グルー治療は、2019年12月から保険適応となった治療法です。逆流している静脈に糊を注入して塞いでしまう方法です。穿刺部位の1ヶ所に局所麻酔するだけで治療できますので、静脈の周囲に局所麻酔する必要もなくレーザー治療よりも体への負担はさらに軽くなります。